byte ばいと

byte

バイト(byte)とはコンピュータが扱う情報の単位です。 一般的に1バイトは8ビットであり、2進数8桁分つまり256種の情報を表現することができます。1バイトで整数を表現するのであれば、256の整数(0~255であったり、-128~127であったり)が表現できます。文字であれば、1バイトで256種の文字が表現できます。ビットマップデータの色数であれば、1バイトで256色を表現することができます。

コンピュータのデータのサイズは通常バイトで示され、そのサイズは各種データによります。例えば1文字1バイトの文字が500文字のテキストデータのサイズは500バイトになります。5×5ピクセルのビットマップデータで1ピクセルの色情報が3バイトであれば、画像の実データ部分のサイズは75バイトとなります。 ハードディスクやメインメモリ、CD-RやUSBメモリなどの記憶装置の容量を示す単位もバイトです。
データのサイズや記憶装置の容量が大きい場合には、K(キロ)、M(メガ)、G(ギガ)、T(テラ)などの接頭辞と併せて256MB(メガバイト)、500GB(ギガバイト)などと使用されます。

1KBは1024バイト(場合によっては1000バイト)であり、以降1024倍(場合によっては1000倍)になるごとにM(メガ)、G(ギガ)、T(テラ)と接頭辞が付けられます。 例えば500GBのハードディスクは約50万MBですから、700MBのCD-Rに換算すれば700枚以上の容量になります。1枚1MBの画像ファイルであれば、700MBのCD-Rには700枚、500GBのハードディスクには50万枚以上が保存できることになります。
日常的に扱うデータのサイズと記憶装置の容量の関係は把握しておいた方が良いでしょう。

なお、まれに1バイトが8ビットだとは限らない場合もあるので、正しく8ビットを示す場合にオクテットという単位が使われることもあります。

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参考文献
・「電脳の教室 コンピュータリテラシー」佐藤淳一/著 武蔵野美術大学出版局 2005年
・「教養のコンピュータサイエンス 情報科学入門 第2版」岡部洋一・坂内正夫・小舘香椎子/監 小舘香椎子・上川井良太郎・中村克彦/著 丸善 2001年
・「情報はなぜビットなのか 知っておきたいコンピュータと情報処理の基礎知識」矢沢久雄/著 日経BP社 2006年
・「機械のコトバ」渡辺徹/著 毎日コミュニケーションズ 2005年

監修
井上智史 通信教育課程デザイン情報学科非常勤講師

作成日・改訂
2009年02月10日作成