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造形ファイルとは

造形ファイルは、武蔵野美術大学がインターネット上で公開している、美術とデザインに用いられる素材や道具についての用語や技法の情報を提供する知識モジュール群です。

平成14年に誕生して以来更新を続けてきましたが、平成18年度に文部科学省の「現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)」に選定されたのを機に、新規のウェブサイトとしてリニューアルしました。

学習や制作の現場において使用される基礎的な用語や技法、素材や道具などについて説明したもので、どなたにでも簡単に検索・閲覧することができます。武蔵野美術大学の通信教育課程の学生はもちろんのこと、造形に興味のある方、教育や生涯学習機関に関わる方などに幅広く活用していただけるようなコンテンツを目指して制作を進めてきました。

平成21年3月末を持って新規用語登録を一旦終了し、そして平成26年10月より、スマートフォンやタブレット端末から閲覧できるよう再びリニューアルし現在に至ります。

なお、掲載の素材や道具のなかには、メーカー等の都合ですでに取り扱われていないものもあります。ご了承ください。

造形ファイルは

  • 美術やデザインに用いられる素材・道具に関する用語、技法の知識などを提供するWebコンテンツです。
  • 動画、静止画、音声、文字情報によって構成され、辞書形式のインデックスをはじめとした多様な検索手段によって利用することができます。
  • 武蔵野美術大学通信教育課程における造形総合科目の教育内容に連動し、学生が通信授業や面接授業と組み合わせて利用できる学習環境を形成します。

造形ファイルによって

  • 通信教育課程に学ぶ学生は、美術・デザインの制作に不可欠な基礎知識を必要に応じて調べたり、確かめることができます。
  • 小学校・中学校・高等学校など学校教員の方は、図画工作科・美術科の授業や教材研究の情報源として、自由に利用することができます。
  • 美術館・生涯学習機関における教育普及・指導担当の方は、講座やワークショップなど、教育プログラムの開発にあたって随時参照することができます 。

造形ファイルをとおして

  • 造形の多様な知識を理解し、自らの表現に主体的に活用することができる人材の育成をめざします。
  • 武蔵野美術大学が持つ豊富な人的・物的蓄積を活用して正確で適切な内容を提供することによって、大学としての独自性を打ち出します。
  • 学生参加による内部評価と、産業・学校・生涯学習などの専門家から成る外部評価を反映して改善することで、美術教育の高等教育改革に貢献します。

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「現代GP」とは

「現代的教育ニーズ取組支援プログラム(GP:GoodPractice)」の略称で、文部科学省が、教育の質向上に向けた大学教育改革の取組を選定し、財政的なサポートや幅広い情報提供を行い、各大学などでの教育改革の取組を促進するために実施している教育支援プログラムの一つです。

「現代GP」では、社会的要請の強い政策課題(地域活性化への貢献、知的財産関連教育など)に関するテーマをもつ優れた取組に対して支援するというものです。また、選ばれた取組を社会に広く情報提供することで、高等教育全体の活性化を促すことを目的としています。

<現代GPの申請・審査結果の書類より>

平成18年度 文部科学省選定「現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)」
テーマ「ニーズに基づく人材育成を目指したe-Learning rogramの開発」
取組名称「美術・デザイン教育のための知識モジュール群の開発」

取組の概要

造形ファイルは、美術とデザインに用いられる素材や道具についての用語や技法の知識を提供する知識モジュール群である。本学通信教育課程は知識基盤社会における造形の多様な知識資源を自らの表現に主体的に活用することができる人材の育成を目的としており、造形ファイルを自己完結型の学習プログラムではなく通信教育課程の通信授業や面接授業と一体化した自己学習教材として位置づけ、自宅等での基礎学習のため、動画、静止画、音声、文字によりオンデマンド方式、データベース形式で提供する知識モジュール群として開発する。造形ファイルは、通信教育課程4学科9コースの専門性の深化と横断的な総合性を促進するe-Learning Programであるとともに、積極的な公開により小中高等学校の美術教員と生涯学習指導の教材研究のためのデータベースとしても活用されるものである。

選定理由

美術という実習、演習が中心の分野に、積極的にe-Learning Programを導入していこうとする点は特色があります。学生が少ない反面、モーティベーションが高いことが予想されるため、十分な効果が上げられると期待できます。また、知識資源を自らの表現に主体的に活用することができる人材を育成するために、e-Learning Program教材をモジュール群として活用することは、本テーマに十分適合しており、開発するコンテンツモジュールや参加する教員、学生数も明記され具体性があります。ただ、適用が困難な分野であると思われるので、一層の創意工夫が必要ですが、本取組が大学の教育改革に結びつくという意欲的な取組として申請がなされていることに大きな期待が持てます。
現代的教育ニーズ取組選定委員会「平成18年度現代的教育ニーズ取組支援プログラム選定取組の概要及び選定理由[平成18年7月27日]」より

文部科学省

造形ファイルの使い方

造形ファイルのトップページでは、現在登録されている用語に関する名称とアイコン(写真や図)がリスト状に表示されています。このとき、探している用語があれば、該当するアイコンをクリックすることで「用語の解説」ページへ進めることができます。

造形ファイルトップページから詳細ページを表示するための方法

※リスト上部には検索条件に該当した件数などが表示されます。
※パソコンからの閲覧時と、スマートフォンなどモバイルデバイスからの閲覧時では表示が異なります。

また、ユーザーの使用目的や利用環境に応じた様々な検索方法も用意しています。上部メニューにある様々な検索方法や検索ボックスなどを利用することにより、目的の用語を絞り込んでから、「用語の解説」ページへ進めることができます。(現在、6つの検索方法が可能です)

頭文字からさがす画面

調べたい用語の「読み」のみや頭文字しか分からないときに便利な検索です。調べたい用語の「よみ」の頭文字に該当するボタンをクリックしてください。その頭文字を持つ用語がリストアップされます。

科目からさがす画面

武蔵野美術大学 通信教育課程の学生が自宅で学習する際に、自分が学んでいる科目に関連する用語を容易に探しだすことができます。とくに学習指導書を読み進めるにあたり、分からない用語などを調べるときに便利な検索です。

科目名が記されたボタンが表示されますので、調べたい科目のボタンをクリックすると、その科目に関連する用語(学習指導書に掲載されている主なもの)がリストアップされます。

※ここで表示される科目は、武蔵野美術大学 通信教育課程の授業科目です。その中でも造形総合科目(通信授業)に限ったものです。

分類からさがす画面

調べたい用語の名称が分からない場合に、用語の具体的な特徴や使用目的などより探しだすことができます。

「分類から探す」では大分類と下位分類の二段階で条件付けすることで候補を絞る検索方法です。まず、〈素材・色・サイズ〉〈用具・道具〉〈表現・技法・方法〉〈表現用具一式〉の四つのカテゴリーに大別されたボタンが表示されますので、探している用語に該当するカテゴリーのボタンをクリックします。次に、より詳しく用語の特徴や使用目的が記されたボタンが表示されますので、探している用語が属するものを選択すると、関連のある用語に絞り込まれてリストアップされます。

アトリエからさがす画面

版画工房の写真から、工房に置かれている材料や道具をクリックすることで、それぞれの詳しい情報を調べることができます。

描画例集からさがす画面

7種類の描画材と様々な紙における描画効果をしめしたサンプル画像を選ぶことにより、紙について調べる事ができます。

キーワードからさがす画面

あらかじめ調べたい用語が決まっているときや、用語の一部分のみしか分からないときに便利な検索です。 画面中にある検索ボックスにて、調べたい用語やキーワードをキーボードより直接入力し「検索」ボタンをクリックするか、ENTERキーを押すことで、造形ファイルのサイト内を検索することができます。検索結果として、入力したキーワードを含んだ関連ページがリストアップされます。

「用語の解説」ページ

検索結果として表示された「用語の解説」ページでは、解説文や写真・図版と共に様々な充実した閲覧機能(図中A - F)があります。

詳細ページ画面

各閲覧機能A - Fの概要は、以下のようになっています。

  • 用語が属する「分類」が表示されます。この分類名をクリックすると、その分類に属する他の用語をリストアップすることができます。
  • 「関連項目」の各用語をクリックすると、その用語の詳細ページへジャンプすることができます。
  • 文字の拡大表示ができます。拡大された状態の場合は、文字の縮小ができます。
  • この道具の英語版ページへジャンプすることができます。
  • 「印刷資料」をクリックするとPDFファイルが開きます。閲覧にはAdobe Readerのプラグインが必要です。
  • 動画が再生されます。再生にはYouTubeプレイヤーを利用していますので、操作方法・推奨閲覧環境などはYouTubeのヘルプページをご覧ください。

制作スタッフ注)制作時点(2007年)の内容です

取組責任者

  • 小石新八本学通信教育課程工芸工業デザイン学科教授・通信教育課程課程長
  • 田中克明本学通信教育課程工芸工業デザイン学科教授・通信教育課程課程長

通信教育課程教育情報システム専門委員会議長

  • 金子伸二本学通信教育課程芸術文化学科准教授・通信教育課程副課程長
  • 田中克明本学通信教育課程工芸工業デザイン学科教授・通信教育課程課程長

企画・制作・編集・撮影

  • 清水健太郎コンテンツ開発室主任・本学通信教育課程非常勤講師
  • 相澤和広コンテンツ開発室
  • 笠原隆史コンテンツ開発室
  • 杉山浩之コンテンツ開発室
  • 小崎慎介コンテンツ開発室
  • 松川優香コンテンツ開発室

技術指導・実演

  • 神彌佐子本学通信教育課程非常勤講師
  • 星晃本学通信教育課程非常勤講師
  • 小森琢己本学造形学部非常勤講師
  • 中野めぐみ本学通信教育課程研究室助手
  • 山成景子本学通信教育課程研究室助手

制作アシスタント

  • 植木基博
  • 小笠原幸介
  • 菊川優子
  • 葛岡典子
  • 小西俊也
  • 齋藤槙
  • 清田悠紀子
  • 田辺彩
  • 西山利恵
  • 堀藍
  • 堀口泰代
  • 安田亮子
  • 結城泰介
  • 吉田肇子

協力

  • 本学通信教育課程研究室
  • 本学日本画学科研究室

外部評価委員会委員(敬称略)

  • 麻佐知子新宿区立四谷第六小学校図画工作科専科教諭
  • 稲葉茂勝株式会社今人舎代表取締役
  • 岡典明財団法人児童育成協会こどもの城造形事業部指導員
  • 寺島洋子国立西洋美術館学芸課主任研究員
  • 町田法生東京都立芸術高等学校美術科教諭
  • 宮内功株式会社世界堂ネット通販事業部部長
  • 校條諭株式会社元気学校代表取締役社長
  • 山田一文埼玉大学教育学部附属中学校美術科教諭

Special thanks

  • 高橋陽一本学造形学部教職課程教授・通信教育課程副課程長

サイトポリシー

推奨環境(2024年5月現在)

造形ファイルを快適にご利用いただくために、下記の環境を推奨します。下記以外の環境の場合、デザインがくずれたり正しく表示されないことがあります。

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推奨ブラウザ

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著作権

造形ファイルに掲載されたコンテンツ(文章、写真、動画、図版、データなど)の著作権は、武蔵野美術大学に帰属します。これらの無断利用、無断転載はお断りします。

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  • 造形ファイルの利用、また造形ファイルの情報の利用によって生じた損害については、一切の保証・賠償は行いません。ご利用に当たっては、ご自身の責任で行っていただきますようお願いいたします。

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武蔵野美術大学通信教育課程事務部現代GPコンテンツ開発室

zf-gp@musabi.ac.jp

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